Withコロナにおける大規模イベントガイドライン策定に向けた技術実証
横浜スタジアムで行うプロ野球公式戦の観客数上限を緩和して開催

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2020/10/15

神奈川県、株式会社横浜DeNAベイスターズ、株式会社横浜スタジアム、日本電気株式会社、LINE株式会社、株式会社ディー・エヌ・エー、横浜市(協力)は、10月30日(金)~11月1日(日)横浜スタジアムにおいて開催されるプロ野球公式戦(横浜DeNAベイスターズ対阪神タイガース)を対象に、十分な感染症対策を講じた上で、観客数の上限を緩和し、80%を一つの目安にして試合を開催し、コロナ対策に関する技術実証に取組んで参ります。また、本取組は、今後の大規模イベント開催ガイドライン策定に向けた技術実証の一環として、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室と協議した上で、専門家で構成される新型コロナウイルス感染症対策分科会に報告し了解を得て、実施するものです。

横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアムで行われるプロ野球公式戦において、収容人数の上限を緩和したうえで得られるデータを、今後の大規模イベントガイドライン策定に役立てていただきたいと考えております。

また、今回の技術実証には、実際に観戦いただくファンの皆様のご協力が不可欠となることから、通常の価格から最大35%の割引価格でチケットを発売することになりました。詳細は横浜DeNAベイスターズ公式ホームページにて改めて発表いたします。

今回の技術実証を通し、コロナ禍における大規模イベントの開催ガイドライン策定に寄与するとともに、感染拡大防止を推進し皆さまに安心して各種イベントを楽しんでいただける環境を構築して参ります。

技術実証の内容について

球場内着席時における感染リスクの検証

  • スーパーコンピューター富岳等の活用における飛沫影響の検証
  • 高精細カメラ撮影画像を活用したマスク着用率の把握(協力:日本電気株式会社)

試合前後、球場周辺での人流発生における感染リスクの検証

  • 神奈川県で導入している「LINEコロナお知らせシステム」を活用した行動把握・感染者が発生した場合の通知(協力:神奈川県、LINE株式会社)
  • LINE Beaconを活用したトイレ等の混雑度計測(協力:LINE株式会社)
  • 高精細カメラ撮影画像を活用したコンコース(トイレ周辺や飲食店舗前)における人流把握(協力:日本電気株式会社)
  • バックスクリーンや場内アナウンスなどの告知を実施したうえでの、規制退場の実効性の検証

感染者発生時の感染拡大を防止する包括的対策の構築

  • 新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」インストール促進のインセンティブ付与とその効果検証
  • 新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」インストール率の把握(協力:株式会社ディー・エヌ・エー)
  • 今後、取組内容について、追加等の可能性がございます
  • 高精細カメラは球場外周に3台、横浜スタジアムコンコースに7台、スタンドに3台、定点カメラとして設置する予定です
  • 高精細カメラで撮影する内容については個人を特定するものではありません。また、本用途以外に使用することはありません
  • 観戦いただくお客様における感染対策は、横浜DeNAベイスターズが従来設定した内容を継続いたします。詳細はコチラをご確認ください