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2015年11月20日(金)

南海天地

横浜DeNAベイスターズの奄美キャンプを見に行くようになって6年。プロのスピードとパワーを目の当たりにすると、野球中継が一層、楽しくなる。

球団は「横浜」時代の2010年に初来島した。その年、奄美大島は「百年に一度」の豪雨に見舞われ、キャンプは復旧作業のまっただ中。球団は「こんなときにキャンプをして大丈夫なのだろうか」と心配した。

しかし、心配無用だった。奄美空港では大勢の野球少年が出迎えた。その中に奄美市住用町の少女(当時小学6年)がいた。少女の自宅は濁流にのまれた住用町西仲間。被害のあった10月20日は自宅に戻れず、学校に泊まった。

少女は母親の実家のある同市笠利町の学校に転校し、少年野球チームに入った。「プロの選手を間近で見られてすごくうれしい。将来の目標はソフトボール選手」。目を輝かせていたことを昨日のことのように思い出す。

休日になると、多くの子どもたちが球場に来た。島の子どもたちは純情だ。サインをもらいたいのだが、色紙を手にオロオロするばかり。そこにハマの番長・三浦大輔投手が登場。子どもたちに「まっすぐ並べ」と声を掛け、サインを始めたのだ。

今年のキャンプは19日に終了した。チームは島の子どもたちの「夢」も背負っている。来季の飛躍を心から祈る。

(11月20日付 南海日日新聞)

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