STAY POSITIVE-今こそ前を向いて-

chapter 3

2020/4/23

ぼくは、プロ野球やきゅう選手せんしゅになって、6年目ねんめのピッチャーです。

 ベイスターズに入団にゅうだんしたのは2015ねん。そのとしはるに、みぎひじの手術しゅじゅつけました。

 「これからプロ野球やきゅう選手せんしゅとしてがんばるぞ!」と意気込いきごんでいた時期じきだったので、手術しゅじゅつけなければいけなくなったことが、とてもつらかったです。

手術しゅじゅつのあと、ほかの選手せんしゅたちが元気げんきいっぱいに練習れんしゅうしているのをながら、ぼく練習場れんしゅうじょうのすみっこのほうで、ボールを使つかわないトレーニングをしたりしていました。せっかくプロ野球やきゅう選手せんしゅになれたのに、野球やきゅうをしている実感じっかんがなかったし、「またボールをげられるようになるのかな」って不安ふあんでした。

 そんなぼくに、大先輩だいせんぱい三浦みうら大輔だいすけさんがこえをかけてくれました。

 「いまは、おもうように練習れんしゅうできないだろうけど、何年なんねんてば、『手術しゅじゅつをしてよかった』とおもえるがきっとるよ」

 この三浦みうらさんの言葉ことばに、すごく勇気ゆうきづけられました。

ぼくは、まえの「いま」しかていなくて、んでいたけれど、「未来みらい」にけると、元気げんきてきたんです。

数年後すうねんごには、かなら活躍かつやくする! そんな「未来みらい」をおもえがいて、「いま」の時間じかんをムダにしないようにしよう、とおもいました。

いまのみんなは、そとあそんだり、スポーツをたのしんだりすることができなくて、毎日まいにちがつまらないかもしれないけど、そんなときは「未来みらい」を想像そうぞうしてみよう。

 きっと、また、おもいきりそとからだうごかせるます。仲間なかまたちと一緒いっしょに、野球やきゅうや、いろんなスポーツをすることができるます。

 そのときのために、「いま」できることに一生懸命いっしょうけんめいもう。

いえなかにいることも、そのひとつ。

 みんなが協力きょうりょくして、ウイルスのひろがりをおさえられるようになれば、みんながたのしみにしている「未来みらい」が、すこはやくやってきます。

 みんなは、おうちのひとのお手伝てつだいをしていますか?

いえなかごす時間じかんがたくさんあるいまこそ、おかあさんやおとうさんのお手伝てつだいをがんばってみてほしいとおもいます。

ぼく高校こうこうはいったとき、実家じっかはなれて、りょうでの生活せいかつはじめました。りょうで、自分じぶん洗濯せんたくをしたり、部屋へや掃除そうじをしたりするようになって、「おやはこんなに大変たいへんなことを、毎日まいにちぼくのためにしてくれていたんだ」とづきました。

 みんなも、お手伝てつだいをすると、おうちのひと自分じぶんのためにしてくれていることの大変たいへんさや、そのありがたさがわかるとおもう。それをっておくことは、すごく大事だいじだとおもいます。

ぼくさくシーズンのオフに結婚けっこんしたばかりだけど、ごはんの準備じゅんびとか、おくさんのお手伝てつだいをがんばっているよ。実際じっさい自分じぶんでやってみることで、いろいろな発見はっけんがあるので、みんなもあたらしいことにぜひチャレンジしてください。

 プロ野球やきゅう開幕かいまくおくれていますが、ぼくは、いためていたかたなおすことに時間じかん活用かつようしました。もう、いつ開幕かいまくしても大丈夫だいじょうぶ状態じょうたいです。

 ファンのかたたちも、ぼくたち選手せんしゅも、開幕かいまくできるちにっています。また、横浜よこはまスタジアムで試合しあいができるようになったら、「プロ野球やきゅうっていいな」「野球やきゅうちからってすごいんだな」とおもってもらえるような姿すがたせたいです。

 その気持きもちをエネルギーにえて、ぼく練習れんしゅうをがんばるので、みんなも毎日まいにち元気げんきよくごしてください。